Branded Shorts Conference
「動画を活用したグローバルマーケティング powered by NESTLÉ Japan」

 

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSFF ASIA)が主催するカンファレンス、『動画を活用したグローバルマーケティングpowered by NESTLÉ Japan』が69日(木)に開催されました。

同カンファレンスは、SSFF ASIAが、企業や行政によるブランデッドムービー制作の増加や日本の動画マーケティング市場の拡大を受け、日本がアジアにおけるブランデッドムービーの発信地となることを目指し立ち上げた『Branded Shorts』という新たなプロジェクトの一貫として行われました。

当日は、ブランデッドムービーの最優秀賞『Branded Shorts of the Year』の授賞式を実施したほ
か、日本において動画マーケティングを牽引する企業にお集まりいただき、ブランデッドムービーの現在と未来についてトークセッションをおこないました。

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【スピーカー】

高岡浩三氏(ネスレ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO)

水野有平氏グーグル株式会社 執行役員  YouTube 日本代表)

Lo Sheung Yan氏(アドフェスト Collective/JWT アジアパシフィッククリエイティブカウンシル チェ
アマン)

茂木みよし氏(MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 シニアブランドマネージャー)*Branded Shorts of the Year インターナショナルカテゴリー受賞者

別所哲也(ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 代表)

 

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水野氏:これからブランデッドムービーを広めていくうえでやるべきでないポイントという議題のなかで、『まずは軽率にでもどんどん試してみることの方が重要。その中で自分たちの商品に合った訴求ポイントが必ず見えてくる。YouTubeの場合は再生回数やコメント、シェア数などで測ることができる。どこの国でどれくらい再生されているのかを全て把握することもできるため、それに合わせて発注をかけることもできる。まずはトライしていくことが重要』と述べられました。

 

 

 

 

 

 

 

20160609_b_0141高岡氏:今後の構想について、「映画の実行委員会の中に

スポンサーとして入り、映画館で広告を流しても、21世紀になると収益性が見えづらくなってきた。一方で、映画の制作側もスポンサーの減少でお金が集まらなくなってきた。その両者の課題を解決する方法は21世紀型のインターネットを使ったものになるはず。企業がショートフィルムをつくる制作費はテレビCMを制作し出稿するよりも、大幅に費用を抑えられる。新しい広告の形をあらゆる企業が取り入れ、より多くのショートフィルムを制作することができれば、映画の制作側も救われることになる。」とお話されました。

また、高岡氏からは「20世紀末にモノが売れなくなったと言われたが、その理由は解決できる問題がモノでは解決できなくなったからである。現在起きているイノベーション(UberAirbnbAppleFacebookGoogleなど)は全てインターネットで解決させるもの。映画を使いインターネット上で解決させるこのBranded Shortsもまさしくイノベーションである。」との評価もいただきました。

 

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マーヤン氏:ネスレ日本やJOHNNIE WALKER BLUE LABELのショートフィルムを例に出し、ブランデッドムービーを多くの人に見てもらうには、「最後まで見たくなる映像をつくる必要がある」と述べられました。

 

 

 

別所:ブランデッドムービーを多くの人に見てもらうにはという議題に対し、ドローンやVRなどの先進デジタル技術を例に出し、「起承転結ではなく奇想天外に感じる映像が必要であり、トーン&マナーを守ったうえでエンターテイメント性が今後は更に必要になってくる」と述べました。

 

 

 

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茂木氏:これから先どのようにブランデッドムービーが
成長していくのかについて「企業がブランデッドムービーを制作するためには購買行動にどこまで繋がるのかが重要で、そこで結果を出していかないと2作目以降を制作できない。そのためWEB動画を消費者とのコミュニケーションのプラットフォームとして機能させることで、購買行動だけで評価されない、新たな価値を創造することが重要」と述べられました。

そして、今後ブランデッドムービーの制作を考える企業へのメッセージとして「従来のCMや広告では伝えきれなかったブランドの複数のメッセージや魅力を、ブランデッドムービーには盛りこむことができます。マーケティングの観点から言うとターゲット・目標・メッセージは絞った方が良いに違いないですが、もっと欲張りに、色々なものを叶えるツールとして活用してもよいのではないかと考えています」とお話されていました。

 

 

別所:「何をどういう風にして人に伝えるか、それこそがBranded Shortsの原点である」とし「更にカンファレンスの規模を大きくし、動画マーケティンングを日本から国際的に発信していける場に育てていきたい」と締めくくりました。

 


 

本プロジェクトは今後、より拡大を続けてまいります。2年目を迎える2017年に向け、Branded Shortsでは8月より世界中から作品を募集し、より多くの企業・クリエイターに向けて認知を図っていきます。20世紀型のマーケティング手法では消費者が動かなくなってきたこの時代に、21世紀型の新たな手法としてブランデッドムービーを活用することで消費者のニーズを満たしながらビジネスの更なる成長を実現し、日本の抱える問題を打開するきっかけとなるプロジェクトとなることを目指します。