SSFF & ASIA 2017 秋の上映会 BRANDED SHORTS スペシャルトーク(10/16)

本日から始まったショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017 秋の上映会。BRANDED SHORTSの上映会も行われています。ご紹介するのは、今年の映画祭からBRANDED SHORTS OF THE YEAR受賞作品や、過去の名作から最新のカンヌライオンズ受賞作品まで、世界中のブランデッドムービーを15作品上映しています。
 
季節外れの寒さが襲った日でしたが、足元の悪い中多くのお客様にご来場いただきました。また上映後にはスペシャルトークとして、上映作品に携わったクリエイティブや企業の方によるトークイベントが行われました。株式会社Niftyのブランデッドムービー『轟満の先入観』からクリエイティブディレクターの大泉共弘氏、監督のYuki Saito氏、そしてマツ六株式会社による『母の辛抱と、幸せと。』から、マツ六株式会社代表取締役社長松本將氏にご登壇いただき、制作の経緯などをお話いただきました。
 


 
『轟満の先入観』はニフティ株式会社が販売している格安スマホNifmoのブランデッドムービーです。大泉氏からは、格安スマホを持たない人々の多くが、格安スマホはつながりづらい、などの「先入観」を持っている。その「先入観」は、家族の間にもあるのでは?という考え方から本作品のコミュニケーション設計を行なったそう。今回は映画バージョンでの上映でしたが、オンラインでは二種類(通常版ディレクターズカット版)を展開しており、両バージョンでのタグライン「思い込みを捨てたら愛されていることに気付いた。」「思い込みを捨てると可能性が広がる。」への繋がりを説明いただきました。
 
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またそのコミュニケーション設計を受けて映像化したSaito監督。作品のクオリティはさることながら、離脱率や再度視聴してもらえるような仕掛けなど、演出においてのこだわりをお話しされました。
過去にも数多くのブランデッドムービーを手掛けているSaito監督は、このブランデッドムービーという世界を、クリエイターとして非常に面白い分野である、と言います。これまでショートフィルムはなかなかビジネスに発展しなかったが、ブランデッドムービーの出現によりビジネスの幅が広がったと期待を込めています。クライアントの意向を尊重しつつも、通常のCMコマーシャルよりクリエイティブが求められる分野でもある、とブランデッドムービーの可能性についてお話をされました。
 
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続いてご登壇いただいたのは、当日大阪からお越しいただいたマツ六株式会社の松本氏。創業96年のビル・住宅建築関連資材を取り扱う専門商社であり、近年は高齢者住宅リフォーム建材を取り扱うようになったそう。
元々はマツ六が手がけている「転倒予防ナビ」というウェブサイトに掲載するウェブ動画として制作された本作品。この短い尺で、登場人物の年齢の変化や、階段からの転落などを描くにはアニメーションが最適なのでは、という考えのもと、パラパラ漫画でも著名な鉄拳さんに制作を依頼したとのこと。社内でストーリーを考えた本作品は想像以上の出来栄えとなり、周りからの反響も大きかったと言います。
 
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母と息子、という非常に普遍的なメッセージを大塚愛さんの音楽と鉄拳さんのアニメーションで紡ぐ本作品。松本氏は、「人は15分したらその記憶の9割を忘れると言われている。忘れないのは刷り込まれた記憶、事前に心構えしていた内容、そして感動したこと。だからこそ「感動」を伝える作品を作ろうと思った」と締めくくりました。
 
転倒予防ナビ」内で作品をご覧いただくことができます。