SSFF & ASIA 2017 秋の上映会 BRANDED SHORTS スペシャルトーク(10/17)

相変わらずお天気には恵まれませんでしたが、本日も多くのお客様にご来場いただきました。また昨日に引き続き、「BRANDED SHORTS」の上映会には、ゲストにお越しいただき、トークが盛り上がりました。
 
今回は、ADK中部支社のクリエイティブディレクター 森川晴久氏、株式会社スプーンのプロデューサー 齋藤英介氏。カンヌライオンズでシルバーを受賞した鶴弥のブランデッドムービー『耐える男たち』の制作秘話を語っていただきました。
 


 
鶴弥という愛知にある瓦を取り扱う企業のブランデッドムービー『耐える男たち』。国内外で話題となり、カンヌライオンズ 2017 ではフィルム部門でシルバーライオンズに輝いた作品です。
 
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クリエイティブディレクターを務めた森川氏は、本作品のような90秒近くの比較的長尺のウェブ動画を作った背景として、屋根瓦を使う家が減少してきた。生活者、特に瓦への親しみ感が少ない若年層をターゲットにしたことで、SNSで話題になったりするようなウェブ動画を作ろう、ということになった、とお話しされました。
ただ同時に、話題になるためには「おもしろさ」を追及する必要がある。また広告主からは瓦の機能(台風、地震、火事など厳しい状況下でも高い耐久性を持つ防災瓦)は伝えてほしいという課題もあり、かなり頭を悩まされたそう。
 
また、プロデューサーの齋藤氏は制作の経緯に関して、演出を務めた柴田大輔氏とは冒頭から「擬人化」というアイデアは持っていたとのこと。そのアイデアを発展させながら、如何にシンプルにしていくか、という作業が半年近く続き、本作品が生まれたと、お話しいただきました。
制作当初から海外広告祭を視野に制作をされていたこともあり、言語の壁を超えて、言葉がわからなくても理解できるほどシンプルに、そして映像として強みを持つことを念頭におかれて制作をされていた本作品。カンヌライオンズの他、スパイクスアジアのシルバー、アドスターのブロンズなど、結果にもきちんと繋がっています。
 
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作品の反響に関しては、海外での視聴数はさることながら、国内においては今まで関心を持っていなかった若年層へのリーチが非常に高く、会社のリクルート活動にも大きく影響を及ぼしたそう。瓦の認知度向上だけでなく、企業全体のブランディングにもつながったことは非常に反響が大きかったと話します。
 
最後にお二人の「ブランデッドムービーの可能性」についてお聞きしたところ、今まで15秒/30秒では伝えられなかった企業のメッセージを伝える事ができる、今までのCMが四コマ漫画だとすると、ブランデッドムービーは単行本。視聴者をファン化しやすいツールだとお話しされました。
 

 

『耐える男たち』受賞&ノミネート歴:
CANNES LIONS 2017 Film Silver Lion
AD STARS 2017 Film Bronz
ACC フィルム部門Aカテゴリー 地域賞
Spikes Asia 2017 Film Silver Spike
 
New York Festivals 2017:FINALIST Craft Direction
ADFEST 2017:FINALIST FILM CRAFT LOTUS DIRECTING
CLIO AWARD 2017:FINALIST Branded Content FILM
AD STARS 2017:FINALIST FILM CRAFT Direction/Cinematography
Spikes Asia:2017 SHORT LIST FILM CRAFT LOTUS Cinematography